2023.2.22
スリランカの正月料理:伝統とスパイスが織りなす新年の味わい スリランカ旅行記 No.2
「スリランカ旅行記シリーズ」は、2022年4月からひと月スリランカへ旅をした記録を綴る、blogです。 過去記事▶︎No.1
スリランカの新年は、
毎年4月13日から14日。
日本の新年と月日が異なりますが、日本と同じように家族や友人と一緒に集まって、伝統的な料理を食べて祝います。
そんなスリランカの新年を、
とても楽しみにしていたので
新年を迎える朝はワクワクしました!
朝から鳥の鳴き声や様々な自然音で、
大自然を感じながら迎える新年は、
スリランカ国の大きな魅力だと感じます。
スリランカの料理は、
さまざまな種類のスパイスを使ったカレーや、ココナッツミルクを使ったカレー、
その風味や味わいが特徴的で、
正月の料理においても、伝統的な食材とスパイスを使って、味わい深い料理が作られます。
スリランカでよく使われる主なスパイス: ターメリック、コリアンダー、チリ、カルダモン、クローブ、クミンシード、ペッパー、シナモン、フェンネル、カレーリーフ、レモングラス、ランペ
下の写真をご覧ください。
新年の料理が揃い、オイルランプをつけ、食事が始まるところです↓
お皿には、バナナリーフがひかれていますね。
目次
4月14日 スリランカ正月の儀式:ミルクの炊きこぼし
スリランカの新年の朝は、
毎年「ミルクの炊きこぼし」から始まります。
この儀式を始めるには、”時間”が決まっていて、毎年その時間が異なります。
<2022年は、 8時41分でした>
点いている火でミルクライス作りがはじまる
「ミルクの炊きこぼし」が終わると、
その点いている火を使って、
伝統的な正月料理「ミルクライス」を作り始めます。
ミルクの炊きこぼし〜ミルクライス作り
までの様子をご覧ください↓
お年玉を渡す
日本でお正月に”お年玉袋”を渡すように、
スリランカでは、
”ビートル”という葉にルピー札を乗せて、
渡します。
この札は、来年まで使わずに持つと、
より多くのお金が来年溜まるとされているので、皆大切にしまっておくんです。
スリランカの正月料理
日本では、新年にお節料理を食すように、
スリランカでは、
キリバト කිරිබත් 、
ルヌミリス ලුණු මිරිස්、
コンデキャウン කොණ්ඩේ කැවුම්、
ムンキャウン මුං කැවුම්、
コキス කොකිස්、
ケセル කෙසෙල්
などを食します。
ムンキャウン[ මුං කැවුම් ]の作り方
ムンキャウンはお祝い事に必ず並ぶ料理です。
作り方を、
ベテランのスリランカ人女性に習った動画がこちらです↓
ゆっくりと流れる時間
スリランカは、のどかで美しい自然や文化が残る国です。
時間がゆっくりと流れているように感じられ、ここでは、現代的なライフスタイルと伝統的な価値観が融合しています。
スリランカの人々は、ゆっくりとしたペースで生活し、自然と調和しながら、豊かな人間関係を築いています。
また、スリランカは、紅茶やスパイスなどの生産地としても有名で、
このように家庭でも、丁寧に手作業で作物を育てています。
そのため、スリランカでは、美味しい食べ物や飲み物を楽しみながら、のんびりとした時間を過ごすことができます。
下記のTweetをご覧ください。↓
ゴツコラが地面に広がっていますね。
スリランカの家庭ででは、
一年中ゴツコラが育つ暖かい環境にあるので、毎日のようにゴツコラ(ツボクサ)を使って料理することができるんです。
ゴツコラ(ツボクサ)を庭で摘む体験
このように、
スリランカは、現代社会のストレスから離れ、自然と調和しながら、のんびりとした時間を過ごすことができる、魅力的な国なんです。