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スリランカの正月料理:伝統とスパイスが織りなす新年の味わい スリランカ旅行記 No.2

「スリランカ旅行記シリーズ」は、2022年4月からひと月スリランカへ旅をした記録を綴る、blogです。
過去記事▶︎No.1


スリランカの新年は、
毎年4月13日から14日。

日本の新年と月日が異なりますが、日本と同じように家族や友人と一緒に集まって、伝統的な料理を食べて祝います。


そんなスリランカの新年を、
とても楽しみにしていたので
新年を迎える朝はワクワクしました!

朝から鳥の鳴き声や様々な自然音で、
大自然を感じながら迎える新年は、
スリランカ国の大きな魅力だと感じます。


スリランカの料理は、
さまざまな種類のスパイスを使ったカレーや、ココナッツミルクを使ったカレー、
その風味や味わいが特徴的で、
正月の料理においても、伝統的な食材とスパイスを使って、味わい深い料理が作られます。

スリランカでよく使われる主なスパイスターメリック、コリアンダー、チリ、カルダモン、クローブ、クミンシード、ペッパー、シナモン、フェンネル、カレーリーフ、レモングラス、ランペ 


下の写真をご覧ください。
新年の料理が揃い、オイルランプをつけ、食事が始まるところです↓

お皿には、バナナリーフがひかれていますね。



キリバト කිරිබත් 、ルヌミリス ලුණු මිරිස්、 コンデキャウン කොණ්ඩේ කැවුම්、 ムンキャウン මුං කැවුම්、コキス කොකිස්、 ケセル කෙසෙල් 
などが食卓に並びます。

手前は、ムンキャウン මුං කැවුම්。 ムング豆を使った揚げ菓子のこと

4月14日 スリランカ正月の儀式:ミルクの炊きこぼし


スリランカの新年の朝は、
毎年「ミルクの炊きこぼし」から始まります。

この儀式を始めるには、”時間”が決まっていて、毎年その時間が異なります。

<2022年は、 8時41分でした>

点いている火でミルクライス作りがはじまる


「ミルクの炊きこぼし」が終わると、
その点いている火を使って、
伝統的な正月料理「ミルクライス」を作り始めます。

ミルクの炊きこぼし〜ミルクライス作り
までの様子をご覧ください↓

お年玉を渡す


日本でお正月に”お年玉袋”を渡すように、
スリランカでは、
”ビートル”という葉にルピー札を乗せて、
渡します。

この札は、来年まで使わずに持つと、
より多くのお金が来年溜まるとされているので、皆大切にしまっておくんです。

スリランカの正月料理


日本では、新年にお節料理を食すように、
スリランカでは、
キリバト කිරිබත් 、
ルヌミリス ලුණු මිරිස්、
コンデキャウン කොණ්ඩේ කැවුම්、
ムンキャウン මුං කැවුම්、
コキス කොකිස්、
ケセル කෙසෙල් 

などを食します。

ムンキャウン[ මුං කැවුම් ]の作り方


ムンキャウンはお祝い事に必ず並ぶ料理です。
作り方を、
ベテランのスリランカ人女性に習った動画がこちらです↓

ゆっくりと流れる時間


スリランカは、のどかで美しい自然や文化が残る国です。
時間がゆっくりと流れているように感じられ、ここでは、現代的なライフスタイルと伝統的な価値観が融合しています。

スリランカの人々は、ゆっくりとしたペースで生活し、自然と調和しながら、豊かな人間関係を築いています。

また、スリランカは、紅茶やスパイスなどの生産地としても有名で、
このように家庭でも、丁寧に手作業で作物を育てています。

自宅の庭でターメリックを植える男性


そのため、スリランカでは、美味しい食べ物や飲み物を楽しみながら、のんびりとした時間を過ごすことができます。

下記のTweetをご覧ください。↓

ゴツコラが地面に広がっていますね。
スリランカの家庭ででは、
一年中ゴツコラが育つ暖かい環境にあるので、毎日のようにゴツコラ(ツボクサ)を使って料理することができるんです。

ゴツコラ(ツボクサ)を庭で摘む体験

ビタミン・ミネラル・ポリフェノールが豊富なゴツコラには、糖質の代謝を促進する成分も含まれており、血糖値のコントロールにも役立つとされています。



このように、
スリランカは、現代社会のストレスから離れ、自然と調和しながら、のんびりとした時間を過ごすことができる、魅力的な国なんです。

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HELA AJIYA
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